印象派
今日はプライベートなブログです。
コンビニで偶然見かけたポスターに惹かれて上野へ。
何を隠そう私は美術館、特にクロード・モネをはじめとした印象派画家が大好きなんです。
上野 東京都美術館で開かれているモネ展へ。
通常はフランスパリのマルモッタン美術館に展示されているものが見れるということで、平日の昼間でも大混雑でした!
☆
私はルネッサンス様式や新古展派などの歴史画や、重厚で戦争や戦いがテーマになることが多いロマン主義よりも、どちらかというと一般市民や自然を何気なく描いた写実主義や印象派の作品が好きです。
有名なものでは、ジャン・ミレーの『種まく人』、『晩鐘』やエドワール・マネの『鉄道』、モネ、ルノアール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ等がどツボです。
モネを初めとする印象派の特徴は、それまでの常識を覆す曖昧な輪郭と淡くボヤけた色彩です。
いかにリアリティを追求するか。いかに躍動感や力強さを表現するかを求めていた当時のながれに逆行した彼らの作品は、当初は批判されていました。
しかし自分達の流儀を崩さず、同じ志をもつ若者が結束して創作活動を続けていると、いつしか一時代を彩る流れを生んだという点も惹かれるところです。
展示されていたクロード・モネの代表作『印象、日の出』と『睡蓮』シリーズそれから『ヨット、夕暮れの効果』は圧巻でした。うまく表現できない私の表現力を恨みます。
とにかく美しいんです。
写真のような精密な描写ではなく、その時その瞬間の風景の『印象』を切り取る。=曖昧だから受け取り手によって感じかたも違う。今日は美しいと思っても、明日は思わないかもしれない。そんな不安定さに魅力を感じるのかもしれません。
☆
『料理』や『飲食店』にも同じことが言えるかもしれません。
なにを良しとするか。なにをもって優れたお店と呼ぶかはその瞬間のお客様次第ですよね。
ここはあえて曖昧に締めたいと思います。印象派だけに。
『印象、日の出』
『睡蓮』